01フラットソーイング
床や舗装など、主に平面を切断します。
現在最も普及している工法が、フラットソーイング工法です。これは一般に床や舗装といった水平面を切断する際に使用されています。ダイヤモンドブレードを用いて、コンクリート部分や舗装部分を切断し、痛んだ舗装の打ち替えや撤去、電話線やガス・水道管の埋設工事、地下鉄工事、また、新設コンクリートの打設に際する目地切りなど、あらゆる舗装に伴う工事に使用されています。フラットソーイングに使用するダイヤモンドブレードとは、鉄製の台金の外周部にダイヤモンド・セグメントを付けたものです。動力はエンジン式の駆動機が主流となっています。
02コアボーリング(コアドリリング)
正確な円形切断が可能!
サンプル採取にも使用されています。
コアボーリング(コアドリリング)工法とは、鉄製のチューブの先端にダイヤモンド・セグメントを取り付けたダイヤモンドビットを使用して、コンクリート壁などに孔を開ける工法です。正確な円形切断が可能で、給排水管・電気配線・エアコンのダクトなど、どのような径の穴でも容易に開けることが出来ます。ダイヤモンドビットは様々なタイプの機械の回転軸に取り付けることが出来るので、垂直・水平・逆さなど全方向に対応可能です。ケーブル用や柱用の穴を開ける事が主な工事ですが、検査用のコンクリートのサンプルを採取する時などにも多く使用されています。
03ウォールソーイング
壁面や斜面に対応!
水平・垂直の直線切断が可能です。
ウォールソーイング工法とは、フラットソーイング工法が使用できない切断面(壁面、斜面等)に走行用レールをアンカーで固定し、ダイヤモンドブレードを回転・走行させる事で、直線に対象物を切断する工法です。切断時には、ダイヤモンドブレードの焼付け防止・切削ノイズ・粉塵の発生を抑制するための冷却水(清水)を常時注水する必要があります。また、本体は小型かつ軽量であるため持ち運びが容易で、作業スペースが確保しにくい狭い現場でも抜群の機動力を発揮します。
04汚泥中間処理
ロードカット時に発生する汚泥を低コストで中間処理
ロードカット時に発生する汚泥を凝集分離・脱水することで、産廃の処理コストを抑える上に、アスファルト・コンクリート排水を1種類の凝集剤で処理するため、資材コストも抑える事ができます!また、脱水機とカッター機の両方が1台のトラックに車載可能なので、現場のスペースを圧迫する事もなく、高速道路の切断工事などでも活躍します。 切断時の使用した冷却水も、その場で処理して再び冷却水として再利用しますので、排水面・環境面でもとても有効な処理が行えます。